前立腺癌 ホルモン療法 副作用の記録 ~2ヶ月めの感想

10月14日に泌尿器科クリニックへ行ってきました。
前立腺癌ホルモン療法の薬と注射を始めて2ヶ月の診察です。

陽子線治療センターの診察予約が10日後に入っているため、前回の診察で行なった血液検査の結果も気になります。

カズヤス

PSA値や男性ホルモンの値は、ホルモン療法1ヶ月間でどれくらい改善されたのでしょうか!?
PSA値は、本当に1.0前後まで下がるのでしょうか?

ホルモン療法 PSAの値、男性ホルモンの変化(1ヶ月目)

先月の診察の際に行なった血液検査の結果が出ていました。

この血液検査の目的は、前立腺癌のホルモン療法を開始して1ヶ月の時点で「PSAの値」「男性ホルモン(テストステロン)」の値がどのように変化したかを確認することです。

血液検査を行う前に、H医師から次のように言われていましたが・・・

H医師

ホルモン療法の薬・注射の効果がキチンと出ていれば、PSAの値は 1.0前後、ひょっとすると1.0未満まで下がっているでしょう。

区分 基準値 療法以前 今回の値
PSA値
4.0以下
11.934
2.3
テストステロン
142~923
474.6
12.5

PSA値は、1.0 までは行かないものの、2.3 まで減少しました。
基準値の半分に近く、ホルモン療法以前の 11.934 の 20%ほどに減少しました。

男性ホルモン(テストステロン)も、ホルモン療法以前の 474.6 の 2.6%に減少しました。

H医師

目標の数値には届かなかったものの、着実にホルモン療法の効果は出ていますよ。

とは言うけれど・・・

カズヤス

PSAの値が、聞いていた 1.0 を大きく上回る数値だったので、正直なところ動揺しました。
私は、ホルモン療法の効果が出にくいのかな?と不安にもなりました。

でも、この件については10日後、陽子線治療のY医師のアドバイスによって、たいへん救われたのです。




前立腺癌ホルモン療法の副作用(2ヶ月め)

前立腺癌 ホルモン療法の副作用として今、私が感じているのは、次の2つです。

前立腺癌ホルモン療法 2ヶ月めの副作用
1)筋肉減少(主に、太ももと腕)
2)肥満(お腹と胸が「ぽっちゃり」)

項目の数は1ヶ月前と同じです。

筋肉減少(主に、太ももと腕)

1ヶ月前と同様に、ホルモン療法を始めてからは歩くこと、階段の昇り降り等で筋肉の減少を実感します。

カズヤス

かなり急激に筋肉減少している印象なので「骨が弱くなる」という副作用も進んでいないか?と少し心配になりますね。

肥満(お腹と胸が「ぽっちゃり」

1ヶ月前「胸とお腹」がポヨヨ~ンとなったので気になっていたのですが、最近はそれに「脇の下」のポヨヨ~ンが加わりました。

カズヤス

女性が、脇の下から「寄せて上げて」というのは、こういうことだったのかと実感しています。
でも、喜んではいられません。(笑)



前立腺癌ホルモン療法 副作用への対策

PSAの値も、男性ホルモン(テストステロン)の量も、激減しているのを聞いて「筋肉の減少も起きるよなぁ・・・」と感じました。

H医師からのアドバイスに加えて、自分でも新たな対策を行う決心ができました。

ホルモン療法の副作用 医師からのアドバイス

ホルモン療法を行なってもらっているH医師からアドバイスが有りました。

H医師

筋肉の減少と、もし骨が弱くなっているなら「運動」特に「骨にも負荷がかかる運動」をお勧めします。
ウォーキングやスクワットなどが良いでしょう。

私は経験上、スクワットやランニングマシンなどジムで行うトレーニングが苦手です。

体が移動して、景色が変わる(?)運動の方が長続きするのです。

ホルモン療法の副作用 私の対策

カズヤス

40代から行っているウォーキング・水泳に加えて、新しいスポーツを始めることにしました!

太極拳「太ももの筋肉減少」への対策として太極拳を習い始めました。

自治体が行っている、市民講座の中に太極拳のクラスを見つけたのです。

太極拳の、あのユックリな動きは「簡単かな?」と思っていたらさにあらず!

カズヤス

動きはユックリでも、とても奥が奥が深いスポーツですね。
毎回、太ももが筋肉痛になります。(笑)




前立腺癌 ホルモン療法の費用(3割負担)

4回めの治療で、病院と薬局に支払った費用は次のとおりです。

支払先 今回の金額
病院に支払った診察費用
1,590円
薬局に支払った保険調剤費用
2,170円
合計
3,760円

ホルモン療法だけでの累計は次のとおりです。

支払先 累計の金額
病院に支払った診察費用
29,060円
薬局に支払った保険調剤費用
7,910円
合計
36,970円



前立腺癌 ホルモン療法 副作用の記録 ~2ヶ月めのまとめ

血液検査の数値を見ると・・・

・腫瘍マーカーであるPSA値は「11.9 ⇒ 2.3」で、本来の約20%に減少
・男性ホルモンのテストステロンは「474 ⇒ 12.5」で、本来の約 3%に減少

ホルモン療法は「よく効いている」と言えます。
副作用についてはあまり気にしないようにしていますが・・・

カズヤス

正直なところ、ホルモン療法の注射を打ってたった1ヶ月間で、両方の数値がこんなに激減しているのです。

だから「体に多少の異変(ホルモン療法の副作用)があるのは当然だな」と理解できました。

現在は、痛みや不快感を伴わないので、ありがたいと感じています。