前立腺癌ホルモン療法 初めての注射 ~副作用と診察時に重要な2項目

前立腺癌 ホルモン注射

前立腺癌のホルモン療法で、いよいよ注射を打ちました。

1年め8月22日、前立腺癌ホルモン療法の薬を飲み始めて2週間、いよいよ初めてのホルモン注射を打ちました。

今回は、前立腺癌のホルモン療法の内、次の内容について書きます。

  • 私が打った注射の副作用や医者からの注意事項
  • 診察時に忘れてはいけない2つの重要事項

カズヤス

このカテゴリーのページでは、私が経験した前立腺癌のホルモン療法について、

  • ホルモン療法の内容
  • 私が処方された薬・注射
  • ホルモン療法中に、私が感じた副作用

などを書きます。

前立腺癌 ホルモン療法の内容(私の場合)

前回もご説明したように、私の前立腺癌 ホルモン療法は、2年間にわたって

  • 毎日、薬を1錠 飲む
  • 12週ごとに注射をする

をあわせて行っていきます。

もちろん、半年後に予定している前立腺癌の陽子線治療が前提です。




ホルモン療法、私が打った注射は?

ホルモン療法 注射

実際に私が打った注射


前立腺癌のホルモン療法で、私が打った注射はリュープリンSR11.25mgという注射で、注射器の中の白い液体がとても印象的です。

医師の説明によれば、リュープリンが白く見えるのは、薬を含んだ細かな白いビーズが液中にたくさん有るから。
このビーズが、12週間かけて体内で徐々に溶けて効果を発揮するとのこと。

ホルモン療法の期間中は、12週間に1度、左右の腕に交互にこれを注射し続けます。



ホルモン療法 注射薬の効果は?

前立腺癌ホルモン療法の注射、リュープリンSR11.25mgの効果について、医師から次のように説明がありました。

H医師

この注射を打つことによって、1ヶ月後(9月下旬)のPSAの値は1桁代前半となり、限りなく1に近づくでしょう。

スゴイ!
前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSAの値が、異常値となってから、かれこれ10年も経つ私。
前回(8月8日)のPSA検査の値は 11.934です。

カズヤス

PSAが1に近づくなんて、注射の効果とは言え、夢のような気分です。

1ヶ月後の数字がガゼン楽しみになってきました。




ホルモン療法 注射薬の副作用は?

前立腺癌ホルモン療法の注射、リュープリンSR11.25mgの主な副作用は次のとおりです。

前立腺癌ホルモン療法の注射 主な副作用

  1. 発汗・ほてり
  2. ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり)
  3. 貧血、めまい、ふらつき
  4. 肝機能障害
  5. 注射部位にしこり

カズヤス

私も、注射して3日ほどの間、注射した部位がひどく痛み、腕を上げるのがつらかったです。
4日目から痛みは落ち着きましたよ。



ホルモン療法 医師から聞いた注射の注意事項

注射には皮下注射と筋肉注射があるそうです。
私が打ってもらったリュープリンSR11.25mgは皮下注射です。

皮下注射とは、皮膚に対して注射針を斜めに挿して、皮膚と筋肉の間にある皮下組織に注射をし、薬がゆっくり吸収され、効果が長く続くものです。

対して筋肉注射は、皮膚に対して注射針をまっすぐ刺して筋肉内に注射し、皮下注射より薬の吸収が速いのが特徴です。

H医師

前立腺癌のホルモン療法を行っている間は、インフルエンザの予防注射など皮下注射を打つ場合は、直前に打ったリュープリンとは反対側の腕に打つように注意してください。

カズヤス

予防注射の内、筋肉注射は気にしなくても良いが、リュープリンと同じ皮下注射を打つ場合のみ、反対の腕に打つように!とのこと。

簡単なことのようですが、2年間ずっと覚えておけるか、ちょっと心配(笑)

診察時に重要な2つのこと!

今回、もっとも皆さんにお伝えしたいことがこの2つです。

薬の副作用は、生活に支障がなければ気にしない!

前回、初めて薬を処方された際に、医師からたくさんの副作用について説明を受けました。
たとえば次のようなものです。

ホルモン療法 薬の副作用

  • 体がだるい
  • 食欲不振
  • 気分が悪い・吐き気
  • 皮膚のかゆみ
  • のぼせ、ほてり
  • うつ気分になる・ハイな気分になる

私は、自分の体をジックリ観察して、詳細に医師に報告したのですが・・・。

その一つ一つの症状に、医師は薬を出そうとします。
心配してくれているのでしょうが、断るのに、少々苦労しました。

カズヤス

医者には悪意はなく、私を心配してくれているのでしょう。
ホルモン療法の薬の副作用の症状は、(私の場合、この段階では)短期間でコロコロと変化するようです。

生活に支障がない、薬を飲むほどでない場合は、気にしない方が良いと感じました。

前立腺癌ホルモン療法の注射は、金額が高い!

ホルモン療法 注射は高い前立腺癌ホルモン療法の注射は金額が高く、約5万円します。
私の場合は3割負担なので、今回の診察費用が 15,000円を越えて、大変驚きました。
今後も12週おきに、この金額となるのでしょう。

ちなみに、PSA値確認のため血液検査を同時に行う場合は、合計金額が 20,000円を超えます。

私のクリニックの会計窓口はクレジット払いに対応していないため、たいへん慌てましたが、ギリギリ現金が間に合いました。
薬局では、クレジットが使えたのでホッとしました。

もし現金が足りなかったら?・・・と考えるとゾッとします。ご注意ください。

カズヤス

病院側も、事前に金額を知らせておくなどの配慮が欲しいものです。

前立腺癌 ホルモン療法の費用(3割負担)

今回の治療で、病院と薬局に支払った費用は次のとおりです。

支払先 今回の金額
クリニックに支払った診察費用
15,720円
薬局に支払った保険調剤費用
2,280円
合計
18,000円

ホルモン療法だけでの累計は次のとおりです。

支払先 累計の金額
クリニックに支払った診察費用
20,840円
薬局に支払った保険調剤費用
3,570円
合計
24,410円

カズヤスのまとめ

カズヤス

前立腺癌のホルモン療法で注射を打つときは費用が高くなります。
今回はホルモン療法の注射だけでしたが、これに血液検査が加わると更に高くなります。
今回、クリニック分は現金の持ち合わせがありましたが、薬局はクレジットで支払いました。
前もって、金額の概算(約20,000円)を知っておかないと大変なことになります。ご注意ください。