私は、50代になってPSAの数値が上がり始め、今までに3回の前立腺生体検査(以降、前立腺生検)を受けました。
カズヤス
癌の検査だから仕方なくやったのです。
前立腺生検を3回受けた
1回目の前立腺生検は52歳で、PSAの値は 6.15、経直腸式
2回目の前立腺生検は61歳で、PSAの値は10.00、経会陰式
3回目の前立腺生検は63歳で、PSAの値は12.32、経会陰式でした。
前立腺生検 1回め(経直腸式)
1回目の前立腺生検は、52歳のときで当時のPSAの値は 6.15でした。
PSA 6.15というのは、いまの数値の半分程度で、まだまだ安心に思える数値ですね。
初めての前立腺生検は、2泊3日の入院で、当時の自宅(神奈川県)に近い大学病院で行いました。経直腸式で行なったのですが、生検用の針が血管に刺さったようで検査後に大量の出血をし、たいへんな目にあいました。
カズヤス
そのときの詳細は、機会があれば別途、記事を書きます。
1回目の針生検の結果、前立腺がんは見つかりませんでした。たいへん嬉しかったのを覚えています。
主治医から「半年ごとにPSAの検査をして、その値が前立腺生検時の1.5倍になったら再度、前立腺生検を受ける」ように言われました。
つまり「PSAが9~10(6.15の1.5倍)になったら2回めの前立腺生検を受ける」ということで、入院した病院から放免されたわけです。
前立腺生検 2回め (経会陰式)
医者に言われたとおり、半年ごとに自主的にPSA検査を受け、約9年後の61歳のときにPSAの値が10.00になったため再度、前立腺生検を受けました。
2回めの前立腺生検は、事情があって、1回目とは別の病院で行ないました。
前立腺生検1回めと2回めの間の9年間に行なったことは、いわゆる「前立腺癌の監視療法」と似ていますが、この期間の私は前立腺癌だったわけではありません。
経会陰式で行なった2回めの前立腺生検でも癌は見つからず、医者に言われたのは1回目と同様に「PSAの値が1.5倍になったら、また針生検を行いましょう。」でした。
カズヤス
前立腺生体検査 3回めを受けた経緯
前立腺生検 3回め 63歳 PSAの値12.32
2回めの前立腺生検の後、本来なら「PSAの値が15(10の1.5倍)になったときに3回目の前立腺生検」となります。
しかし、2回めの前立腺生検の数ヶ月後に、私は他府県に転居したのです。
そして健康診断を受けたところPSAの値は12.32。
健康診断を受けた病院と、自治体(市)の両方から「精密検査を受けるように!」と書面が来ました。特に自治体(市)からは、矢のような催促が来ました。
転居していなければ、PSAの値が15になるまで無視していたかもしれませんが、自治体(市)は過去2回の前立腺生検の経緯を知りません。
仕方なく、地元の泌尿器科クリニックで前立腺のCT検査を受けたのですが、その結果「もっと大きな病院の泌尿器科で、さらに精密な検査をするように」と言われました。
カズヤス
しかし、この後の検査が幸いにも癌を発見するキッカケとなりました。
前立腺 生体検査の痛みはどのくらい?
前立腺生検の麻酔方法
前立腺生検の麻酔は、経直腸式、経会陰式、どちらの場合も背骨(腰)から注射する局所麻酔で行いました。
手術台に座った状態、または横向きに寝た状態で、背中をなるべく丸めるようにして屈め、背骨の間から注射します。
患者としてはドキドキ緊張しますが、自分では見えない(背中)ため、医師を信頼するしかありません。
カズヤス
全身麻酔ではないので、意識はハッキリしており、手術室の中の医師や看護師たちの会話、心拍数など計測器の電子音はよく聞こえます。
前立腺生検の痛みは?
前立腺生検の間は、麻酔によって腰から下の感覚がほとんどないため、前立腺に刺される針の痛みは感じません。
ただ、カチッという音とともに針が飛び出すと、前立腺がある辺りに「ポン」と何かが当たったような弱い衝撃を感じます。
カズヤス
前立腺生検の費用は?(3割負担)
前立腺の生検は2泊3日の入院で行いました。
3回目の前立腺生検費用は36,030円でした。(3割負担)
細かく言うと、診療費計で154,690円で、それに対する負担割合が3割で35,400円。
食事療養費が630円加算されて、自己負担合計で 36,030円の負担となりました。
カズヤス
いつでも気軽に受けられるという金額ではないですね。(笑)